ブログアプリケーションの完成間近です。デプロイ前に、いくつかの調整を行います。
投稿一覧ページをホームページとして使用するように変更します。アプリケーション設定を次のように変更します。
return array(
......
'defaultController'=>'post',
......
);
ヒント:
PostController
は既にindex
をデフォルトアクションとして宣言しているので、アプリケーションのホームページにアクセスすると、投稿コントローラーのindex
アクションによって生成された結果が表示されます。
ActiveRecordはテーブルに関するメタデータに依存して列情報を決定するため、メタデータの読み取りと解析に時間がかかります。開発段階では問題にならないかもしれませんが、本番環境で実行されるアプリケーションでは、データベーススキーマが変更されない場合、これは時間の無駄です。そのため、アプリケーション設定を次のように変更して、スキーマキャッシングを有効にする必要があります。
return array(
......
'components'=>array(
......
'cache'=>array(
'class'=>'CDbCache',
),
'db'=>array(
'class'=>'system.db.CDbConnection',
'connectionString'=>'sqlite:/wwwroot/blog/protected/data/blog.db',
'schemaCachingDuration'=>3600,
),
),
);
上記では、まず、デフォルトのSQLiteデータベースをキャッシングストレージとして使用するcache
コンポーネントを追加します。サーバーにAPCなどの他のキャッシング拡張機能が搭載されている場合は、それらを使用するように変更することもできます。schemaCachingDurationプロパティを3600に設定することで、解析されたデータベーススキーマデータは3600秒間キャッシュに有効な状態を保ちます。
エントリスクリプトファイル/wwwroot/blog/index.php
から、定数YII_DEBUG
を定義する行を削除します。この定数は、開発段階ではエラーが発生した際にYiiがより詳細なデバッグ情報を表示できるため便利です。しかし、アプリケーションが本番環境で実行されている場合、デバッグ情報を表示するのは良い考えではありません。スクリプトファイルの場所やファイルの内容など、機密情報が含まれている可能性があるためです。
最終的なデプロイプロセスは、主にディレクトリ/wwwroot/blog
をターゲットディレクトリにコピーすることを含みます。次のチェックリストは、必要なすべてのステップを示しています。
/wwwroot/blog
全体をターゲット場所にコピーします。$yii
変数を新しいYiiブートストラップファイルを示すように、エントリスクリプトファイルindex.php
を編集します。$yiic
変数を新しいYii yiic.php
ファイルに設定するように、ファイルprotected/yiic.php
を編集します。assets
とprotected/runtime
の権限を変更して、Webサーバープロセスから書き込み可能にします。タイプミスを見つけたり、このページの改善が必要だと考えましたか?
githubで編集する !
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